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スタッフ日記

2015年 10月 28日
「マンドリフィーダー」

特徴的な原色豊かな顔の動物・・・。

みなさん一度は見たことはあるのではないでしょうか。

そう、マンドリルです。
映画とかにもでてくるので有名ですよね。
(浜松市動物園に今いる子はまだ子供なのであんまりマンドリルっぽくない顔つきですが・・・)


現在浜松市動物園ではオスのジェナ君が暮らしています。
彼はヒヒ舎にいるのですが、彼の展示場の前にはこんなものが設置してあります。
これはいったいなんでしょうか。

実はこれ、くるくるとまわすと中のご飯がでてくる「ガラポンフィーダー(採餌器)」なんです(^^)
野生だと動物は起きている時間のほとんどをエサを探したり食べたりすることに費やしています。動物園ではどうしてもすぐに食べ終わってしまい、ヒマになってしまいます。ヒマな時間ができてしまうと、動物たちは糞を食べてみたり一定の動きで往復し続けたりと異常な行動がでてきてしまうことがあります。とりわけ、知能が高いサルではその傾向が強いため、少しでも採食時間を延ばせるよう、日々飼育員たちは色々と工夫しているのです。
このフィーダーもそのひとつで、食べるのに一工夫いるようになるため採食時間が少しのばせます。
見てもらえばわかると思いますが、このフィーダーは飼育員お手製で、ダメになったほうきの柄やボウルなど安いものばかりで作ってあります(^_^)v
製作にかかった金額は200円弱!
安いですね♪

しかしながら、このフィーダーけっこう離れたところに設置してあるのですが果たして届くのでしょうか。









はい、余裕です(*^_^*)

実はマンドリルかなり長い腕をもっていまして、この程度なら悠々届いてしまうようです。

さて、せっかくなので今回は動画も用意しています。
実際にまわしているところを見てほしいですからね(^_^)

なんと今回は音声付きなんですよ!!!
環境音で察してもらえると思いますが収録は夏でした。
ビデオを見返していたらこんなんあったなと思いだし、今回ブログに載せてみました。

どうやら動画が重そうなので動画の読み込みが完了するまで、抹茶でも点ててしばらくお待ちください。

それではどうぞ↓

マンドリフィーダー
windows向け映像iphone,ipad向け映像

補足事項

あげているのは固型飼料というドッグフードのようなものです。
固型飼料をつかんだジェナは水に固型飼料を浸してから食べています。やわらかくなるからか、夏だから暑いのか、食感が変わるのかおもしろいのか、理由は本人にしかわかりませんが、わざわざ手間をかけて食べていますね(^O^)


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