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スタッフ日記

2015年 4月 10日
「ワシミミズクが一歳になりました。」

ご無沙汰ぶりなフクロウニュースのお時間です♪

今回はワシミミズクのお話です。

ワシミミズクのあいとハルナが生まれてから早くも一年が経ちました。

産まれた時はこんなに小さかったのに、いまや親と変わらないくらい大きくなりました!

鳥類の成長は本当に早いですね。



前回ブログをアップしたときやサポーターさんのイベントにて、あいやハルナはもうすぐ巣立ちをして、他の園館なり施設にもらわれていくだろうとお話をしたのですが、覚えているでしょうか。
・・・覚えてはないですよね(´・ω・`)




あらましを説明いたしますと・・・

あいとハルナが生まれる前の年の秋くらいから、当時生後数か月のクリスが親から迫害をうけ始めてしまいました(>_<)
次の産卵に備えて邪魔な娘を追い出そうとしたのではないかと飼育員たちは考えました。
そこで、クリスを親から離し、ヒヒのアパートにて嫁ぎ先が決まるまで一時的に居候してもらうことにしました。



そんなことがあったので、当然あいとハルナも親から攻撃され始め、隔離しなくてはいけないだろうと考えました。
しかし、クリスの時と違いもう空き部屋がないため、秋までにはあいとハルナは他の施設に出さなくてはいけません。

さよなら、あい、ハルナ。
新しい地でも元気にね・・・(;_;)/~~~





そして、秋が過ぎ冬が過ぎ、春になり・・・






・・・はい、います!






なんと親離れせずに4月を迎えてしまいました^_^;

こちらが心配していたような親の攻撃などなく、4羽で仲良くやっているようです。
あいとハルナが特例なのか、クリスが処世術に長けていなかっただけなのかはわかりませんが、とりあえず一安心です(*^_^*)


まぁ、まだいるということは引き取り手が見つからなかったというわけですが・・・(^_^;)

↓クリスも居候生活まさかの二年目突入!・・・嫁に行き遅れた感がありますね(-_-;)

今年は産卵しなかったから親が子を排除する必要もなく、だから、あいとハルナは一緒にいれたのではないか、と思われた賢俊な方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、そうではないのです。
この冬ぴーこは三つの卵を産み、抱卵しました。
そのうち一つは有精卵だったのですが、残念ながらすべて巣箱から落とされてしまいました。

産卵後も、おすぎやぴーこが子どもたちを追いやろうとすることはありませんでした。



そして現在、セカンドクラッチで再び卵を産み始め、三月終わりくらいからぴーこは巣箱にこもっています。






しかし、そこで困ったことが・・・


実はハルナが巣箱にこもったきり一切出てこないのです。





いったいなにをしているのでしょうかね(^_^;)

まだ一歳齢なので、おそらく卵は産んでないと思われます。

ぴーこが卵を温めているのをじっと見ているのか。

それとも、卵をひとつもらって温めているのか。
抱卵中のメスは夫でも巣箱に入ってくるとつついて追い払ったりするのですが、ぴーこがそれを許したのか。

おそらく、えさは全部オスたちに運んできてもらっているのでしょう。
それを狙っての行動なのかとか。

謎が深まるばかりなのです・・・(+o+)



こんな時のための巣箱内映写カメラなのですが、
なんと、数か月前にハルナにカメラのコードを抜かれてしまったので、今は確認できないのです(泣)

中でどうなているのかとぉっても気になるのですが、この時季に巣箱を覗いてその影響で抱卵を放棄されるといけないので覗けないのです(T_T)
(そもそもオスたちが黙っていないでしょうが・・・)




まぁ、順調にいけばまた五月初旬から中旬にはヒナが生まれるやもしれません。



楽しみですね♪






また、これからもクリス、あい、ハルナたちの嫁ぎ先を探していく予定です。
(なるべく早めに)


あいとハルナが別々の場所に嫁ぎ、ただのかわいい名前のミミズクになる日は果たして来るのか!?


・・・続く!!


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