NPO法人 浜松市動物園協会 NPO法人 浜松市動物園協会
NPO法人 浜松市動物園協会
  • English
  • Português
  • 简体中文
  • 繁体中文

スタッフ日記

2015年 12月 18日
「ドグエラベイビー成長記⑥」

以前ご紹介したとおり、ひかりちゃんの精神面の成長を記したいと思います。

※少し前に撮った写真なので、まだひかりは今ほど黄色くありません。


まず、一点目。
なんと、飼育員を怖がるようになってしまいました(゜o゜)
ふいに近づくとちゃっと逃げるひかり・・・

これは心にグサッときます(T_T)


先月くらいまでは、興味深そうに近づいてきたものですが・・・。

別に最近になってひかりが怖がるようなことをしたわけではありませんよ(汗)


おそらく、精神的に発達して警戒心などが芽生えてきたのでしょう。
考えてみれば、彼女と私たちでは体格差というかサイズの差がすごいありますもんね。
ヒトに換算すると、手のひらだけで1メートルくらいある巨人が近づいてきたようなものですから・・・そりゃ怖いでしょうね(^_^;)

ちなみに、ずっと逃げられるわけでもなく、こちらが大人しくじっとしてると、興味深げに向うからやってきます。
急に近づかれてちょっとビックリしただけなんでしょう・・・多分。

直接飼育員の手からご飯をもらうこともありますよ♪
・・・大体の場合、ひかりがそぉーと手を伸ばす横からお母さんがさっと奪っていきますが(^_^;)



この前もこんなことが・・・

ヘイキューブ(乾草を圧縮してキューブ状に固めたもの)をあげていた時のこと。
ひかりは硬くて大きなヘイキューブに苦戦していました。
かじりつくものの、彼女のアゴの力ではなかなか崩れず、持ちにくいためすぐに手からスポリと抜けてしまいます。
しかし、珍しい食べ物だからか、風味豊かで美味しかったからか、頑張って挑戦を続けます。

そんなひかりに横から忍び寄る魔の手・・・

なんと無情にもわが子の食べているものを取り上げるあかり!

あわててひかりはあかりから取り返そうと飛びかかります。

結果は残念ながら返してもらえませんでした(T_T)

ここで硬いヘイキューブを噛み砕き、娘に返してあげるならなんと優しいお母さんなんだ、と思えたのですが・・・。

どうやら、あかりにとって自分でとったものは自分のものですが、娘のとったものは自分のもののようです。
どこぞのガキ大将を思い出しますね(-_-;)
弱肉強食です。




さて、精神的な成長の二点目です。

実はひかりとお父さんのライトとの関係性に変化がでてきました。


生まれた当初は、自分より大きなライトを怖がり、なぜかさらにそれよりも大きな飼育員を怖がらなかったひかり。
お父さんは生まれたひかりが気になるようで、近づいてはそぉ~っと手を伸ばすものの、ひかりがちょっとでも嫌がるとすぐに手をひき、自粛していました。
そして、触れたときも腫れ物にでも触るようなソフトタッチでした。
大きな見た目に反してとてもやさしいのです(^_^)

ひかりは怖がり、ライトは興味深々だが一線をひく。
そんな関係だったのですが、最近変化が見られてきました。



お父さ~んっと駆け寄るひかり。
その大きな胸元にがっしりとつかまります。

ひかりがライトを怖がらなくなったのです♪

今まではお母さんにばかりつかまっていましたが、最近では、遊んでほしいのかライトにも引っ付いている光景が見られるようになりました(^_^)

長く一緒にいて、怖くない、大丈夫だと思ったのでしょうね。
よい関係性の変化です♪
飼育員とライトの立場が以前と逆転してしまい、私としてはちょっと複雑ですが(--〆)

お父さんとも絡むようになり、ますます色々な行動や表情が見られるようになってきたと思います。

ぜひ、ひかりの成長と周りとの関係を見に来て下さいね(^O^)





P.S. 実は、今日(投稿日)はあかりの4歳の誕生日なんです♪
HAPPY BIRTHDAY、あかり♪


浜松市動物園サポーター募集

NPO法人 浜松市動物園協会