NPO法人 浜松市動物園協会 NPO法人 浜松市動物園協会
NPO法人 浜松市動物園協会
  • English
  • Português
  • 简体中文
  • 繁体中文

スタッフ日記

2017年 6月 4日
「ハマコに日陰を!プロジェクト 準備編①」

衣替えの時期になり、少しずつ夏の訪れを感じる時期になりました。



・・・。



・・・というか、暑いですね。

まだ梅雨も始まってないというのに、すっかり夏のような暑さが続いています。

私は衣替えなんか待たずに、5月から既に夏の作業着にチェンジしました。勘弁して欲しいですね(-_-)


こんな暑い日は、日陰にでも入ってのんびりしていたいものです。

・・・。

・・・そう、

ないんですよ、日陰が。


いや、園内にはたくさんあるんですが。



ハマコの運動場に、日陰がないんです!!

※画像は早朝の写真なので微妙に日陰が写ってますが、あの日陰は太陽が昇るとともに消えます(-"-)


アジアゾウのハマコの運動場には、昔っから日陰がありません。

30年以上前に建てられた獣舎なので仕方ないのかもしれませんが、困ったものです。



もちろん、何度も屋根を付けて!という話は上がっているのですが、ゾウが入れる大きさ、壊さない強度の建造物を作るにはウン百万、ウン千万単位のお金が掛かりますし、コストを抜きにしてもその他様々な厳しいハードルがあり、残念ながら現在まで建造には至っていません。



じゃあ、飼育員お手製で作ろう!と他の動物ならなるのですが、流石にゾウのパワーに耐えられる強度のものを素人が作るのは困難です。

またゾウが届かない高さに作るにしても、かなりの大きさ、高さのものになってしまい、万が一壊れた時のことを考えると、こちらもちょっと危険すぎる……と手詰まりで今日まできています。



そのため、毎年それ以外の暑さ対策として夏場のプール開きやミストクーラーの設置、暑い日は室内を自由に行き来できるようにする、ホースで水をかけてあげるなどの取り組みで暑さを凌いでいます。



ですが、ハマコも今年で46歳、だんだんと高齢ゾウの仲間入りをしてきました。

まだまだ元気ですが、少しでも過ごしやすい環境を整え、元気に末長く暮らして欲しいものです。



色々書きましたが、要はどうにかして日陰をつくってあげたいのです。

<涼み中>


とはいえ、前述の通り屋根の建造には高過ぎるハードルがあります。


何か方法は・・・と飼育員がない知恵を絞り出した結果・・・。



ひとつの猿知恵光明が!?


準備編②へつづく

(なお、実際のところ上手くいくか微妙なので、これだけ引っ張っといて失敗の可能性もあります。あしからずご了承下さいm(_ _)m)


浜松市動物園サポーター募集

NPO法人 浜松市動物園協会