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スタッフ日記

2019年 12月 27日
「クロカンガルーがポニー舎へ移動しました。」

こんにちは、カンガルー担当です!

園内整備に伴い、先日クロカンガルーをカンガルー舎(愛護センター向かい)から
ポニー舎(小型猿舎・ミニサファリ付近)に移動しました。

今回はその移動当日の様子を少しお知らせします!
(少し長くなりますが・・・)


カンガルーは元々臆病な性格の動物で環境の変化に敏感です。
群れで飼育しているため、個体の性格や相性なども考慮し、
2日間(12月24日・25日)に分けて移動を行いました。

【事前準備】
移動に伴い、レジュメを担当飼育員・獣医などが連携し作成しました。
どの順番で個体を運び、どのルートを通って、どのようにポニー舎に移動するか・・・
注意点が多い中で、最善策を模索していきました(・・;)

【移動1日目】
比較的穏やかな性格のオスと、オスに比べ体が小さなメスを移動させました。
移動の際は、動物移動専用の箱に一時的に収容しトラックで移動を行いました。
移動してすぐは、どの個体も緊張していましたが、だんだんと慣れてきていました。

↑箱に収容されたカンガルー

↑箱に収容したカンガルーを運ぶ様子

【移動2日目】
群れの中でも警戒心が強く体の大きなオスを移動させました。
移動の際は、ストレス軽減と安全を考慮し麻酔をかけた状態で移動を行いました。
ポニー舎到着後、麻酔が覚めると前日に移動していた群れに合流し、
大きな問題なく、全個体の移動が完了しました。


↑上:麻酔のかかったカンガルーをポニー舎に運ぶ様子
↑下:部屋の中で麻酔が覚めたカンガルー


現在は隣にポニーとバイソンがおり、
聞きなれないクジャクの声やサルの声に時々驚きつつも、
徐々に環境に慣れてきています。

最初はポニーにも警戒心むき出しでしたが、今ではこんなに近づけるまでになりましたよ!

また、詳細は未定ですが、しばらくの間はポニー舎で過ごすことになります。
今後は温かい目で見守ってあげてくださいね(^^)

近況や個体情報などはスタッフ日記で随時更新していく予定ですので
またこのHPを覗いていただけると嬉しいです!

なお、カンガルーの移動に伴い、ポニーが園路から見にくい位置での展示になりますので
ご了承ください。



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