スタッフ日記
「国際レッドパンダデー」
こんにちは!
最近すっかり秋めいてきて、一気に過ごしやすくなりましたね。
動物たちも活発になってきた今日この頃です(´▽`*)
さて、昨日9月19日は「国際レッドパンダデー」でした!
(正確には、その年の9月の第3土曜日と定められています)
レッドパンダって?と思った方、実はレッサーパンダの事なんですよ(*'▽')
何故レッサーパンダと言わないのかと言いますと、世界では「レッサー」よりも「レッド」呼びの方が主流だからです。
実はこの「レッサー」という単語は、「劣る」という意味を含んでいてあまり良い印象は持たれません。
日本ではまだ馴染みの薄い響きではありますが、覚えておくとちょっとだけ役に立つ・・・かも?しれませんね。
折角ですから、今日のこの記事はレッドパンダで統一してみます。
ちょっとこんがらがってしまうかもしれませんが、頑張ってついてきてください(。-`ω-)
この「国際レッドパンダデー」は一体何をする日なのでしょう?
簡単に言うと、レッドパンダについて知ってくださいねって日です。
動物園で非常に人気の高いレッドパンダですが、その野生での暮らしや生息数などについては、あまり詳しくない・・・という方も大勢います。
そんなレッドパンダについて知識や現状を少しでも知ってもらえるようにと設けられた日です。
では早速、その趣旨に則ってみようと思います。
レッドパンダは一体どんな動物なのでしょう?
生息地は?何を食べるの?お家で飼ってもいいの?等々、そんな基本的なところを紹介していきます。
Q1,どこに住んでるの?
A,中国の四川省、ネパール、インド、ミャンマー、ブータンの標高1500~4000mの山奥に住んでいます。
冬の寒さに耐えられるように、足の裏までモコモコも毛で覆われています。
その代わり、暑さは得意ではありません。
Q2,何を食べているの?
A,野生の個体は竹を主食に、卵や昆虫なども食べます。
実は雑食なのです。
動物園では、笹はもちろんのこと、リンゴなどの果物とサツマイモやニンジン等で栄養バランスを取っています。
でも消化するのは苦手です。糞には食べた笹やエサの名残が多く見られます。
Q3,一種類しかいないの?
A,いいえ、実は二種類に分類されています。
日本で多くみられるのは「シセンレッドパンダ」といい、もう一種類は「ネパールレッドパンダ」です。
こちらは日本では飼育数が少なく、1施設のみで飼育されています。※浜松市動物園はシセンレッドパンダを飼育しています。
Q4,お家で飼える?
A,いいえ、飼えません。
「ワシントン条約」という、動物たちを守る条約にレッドパンダも含まれて、国際的な取引が禁止されています。
レッドパンダは森林開発や密漁により野生の個体数が極めて少なく、このままでは数年の間に森から姿を消してしまうと言われています。
そんな彼らを守り保護するため、条約だけでなく世界中で様々な保護活動が行われています。
是非調べてみてくださいね。
そして、彼らに会いたいときには動物園へ遊びに来てください(*´ω`)
どうでしたか?
動物園で見て終わるのではなく、こうしてちょっとだけ興味を持ってもらえると嬉しいです。
是非、レッドパンダだけでなく様々な動物に興味をもってみてください。
きっと新発見が沢山ありますよ(*´ω`*)
さて、ここからはレッドパンダデー当日のお話しです。
今回はファミリーにフルーツの盛り合わせをプレゼントしました。
ちょっと作りすぎた気もしますが、三頭仲良く完食してくれました。
チイタも別室でしっかり貰っていたようです( *´艸`)
本当はガイドや詳しい説明をしたかったのですが、連休初日という事もあってお客様が多かったので、密を避けるために大がかりな事はしませんでした。
今年はじっくり彼らを見てもらい、記憶に残してもらう事を目的として開催しました。
日頃から目を引く人気者ではありますが、こうしてエサを食べている姿や三頭で固まっている場面は特にしっかりと見てもらえている気がします(*´ω`)
↑この子たちの3密は良しとしましょう
世間がもう少し落ち着いた時には、しっかりと彼らについて知っていただく機会を設けられたらいいな~と思います(*´ω`*)
ひとまずは、この記事がガイドの代わりという事で。
さて、ここまでレッドパンダ尽くしで送ってきましたがいかがでしたか?
少しでも興味を持ってもらえたら沢山書いた甲斐があります(*'▽')
是非気になった動物について調べてみてください。
新しい発見があって面白いですよ!