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スタッフ日記

2009年 8月 6日
「2009年上半期 赤ちゃん紹介 ~サルの仲間~」

浜松市動物園ではこの春、4月から6月にかけて多くの赤ちゃんが生まれました。今回は、その中から、サルの仲間の赤ちゃんたちを紹介します。

クロキツネザル

 4月28日生まれのオス。お母さんサルにとっては3回目の出産で初のオスです。お母さんがしっかりしているので順調に育っています。赤ちゃんなので、ずっとお母さんとくっついていて、離れません。

 クロキツネザルの体の特徴については、オスは身体が黒く、メスは茶色い毛に覆われています。赤ちゃんも生まれた時から黒色をしていました。

 出産をするとお母さんはオスを寄せ付けない習性があります。特にエサ時はオスを排除しようとします。一方、メスには強い警戒を示さないようです。赤ちゃんにはお姉さんがいるのですが、可愛がっているのか、よく体をなめてあげている姿を目にします。


リスザル

 6月13日生まれで、まだオスかメスかは分かりません。赤ちゃんは小さくて、常にお母さんにくっついています。お乳を飲んだり果物を食べたりして過ごしています。担当の飼育員さん曰く、ここのリスザルは子離れが遅いようで、たいてい1年くらいかかるそうです。


ニホンザル

 ニホンザルの赤ちゃんは3匹います。まだ名前はありませんが、オス2匹とメス1匹です。それぞれ、4月27日、5月12日、5月20日に生まれました。

 お母さんはナナ、タエ、プーコ。生まれて1ヶ月くらいは親に比べて産毛が黒いですが段々毛が抜け変わって個性が出てきます。
他のサルの赤ちゃん同様、1年くらいはお母さんにくっついていますが、ニホンザルの赤ちゃんは一人で歩けるようになるのが比較的早いようです。

 また、去年生まれた1歳の赤ちゃんは5匹。お母さんから離れだして自立して来た1歳組は見た目の個性も出てきました。

  • タエの子どものエイタは大きいけどスリム。
  • ピコの子どもピンコは肩幅が広く右腰にはげがある。
  • マヤの子どものマサヒトは、生後1年でお母さんが死んでしまい、しばらくは仲間たちから攻撃されることもあったが、今は認められて落ち着いている。
  • チヨの子どものチエは薄茶色で小さく、1年たってもまだよく母親についている。
  • ペペの子どものペコは左おでこに一文字のはげがある。


 一見、みんな同じ顔に見えてしまいますが、担当の飼育員さんいわく、1匹1匹個性があって長く接していると見分けがつくそうです。今回誕生した赤ちゃんたちも、親に似ているそうなので、一度じっくり観察してみてください。


今回ご紹介したサルの赤ちゃんたちは園内で見ることが出来ます。(園内マップ)
8月に入り、少し大きくなった赤ちゃんたちに会いに、是非、浜松市動物園に来て下さい!


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