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スタッフ日記

2009年 8月 20日
「マンドリルのクミちゃんが来園しました!」

7/25に、北海道の釧路動物園から、マンドリルの「クミちゃん」がお嫁(よめ)さん候補(こうほ)として浜松市動物園にやってきました。

 というのは、動物園の役目の一つに、絶滅(ぜつめつ)が心配される動物の繁殖(はんしょく)をうながし、種を守っていくお仕事があるからです。動物園の間で連絡を取り合い、お似合いのカップルになりそうな個体たちがいっしょに暮(く)らせるように取り計らっているのです。

黄色い部分の上の列左から3番目。マンドリルは、「危急種(ききゅうしゅ)(将来絶滅しそうな種)」に指定されています。

 涼(すず)しい北海道からやってクミちゃんには、動物病院のクーラーのきいた部屋で暑さに慣れるところから始めてもらいました。いきなり暑い場所に引っ越したら人間だってびっくりします。クミちゃんもびっくりしますよね。なるべく引っ越しの負担(ふたん)が少ないようにと、獣医(じゅうい)さんが準備していたのです。

クーラーのきいた部屋で涼しそうなクミちゃん。健康状態のチェック等をするために、少しせまいオリの中に入って待っているところ。

 マンドリルは、見た目は少し怖(こわ)そうですが、実は人なつっこいおサルさんです。くるくると表情が変わり、活発に動きます。クミちゃんは1999年生まれで、今年で10歳、マンドリルとしては女盛(ざか)り。なかなかの美人の上に、ちゃんとご挨拶(あいさつ)までできるしっかりした面があります。マンドリルの挨拶とは・・・なんと、おしりを向けること! もし、マンドリル舎の前にいておしりを向けられたら、挨拶をしてくれたんだなと思ってくださいね!

 クミちゃんとオスのマンドリルの相性が良ければ、赤ちゃんを授かります。でも、こればっかりはどうなるか分かりません。楽しみに、静かに見守りましょう。

こちらはオスのリュウ。まだ5~6歳です。

 マンドリルは、ヒヒのアパートで見ることができます。クミちゃんの展示も始まっています。ぜひ会いに来てくださいね!


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