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スタッフ日記

2015年 3月 17日
「なつみかん」

自然豊かな浜松市動物園では実は園内でいろんなものを採取することができます。
春はタケノコ、夏はヤマモモ、秋はアケビなどなど・・・
これらの山の恵みを旬の食材として動物たちに与えることがあります。
年中同じものばかり食べていても飽きてしまうので、山の恵みをを与えることは手軽にタダで食に変化をつけることができます。
(マージンとしてちょびっとだけ飼育員がつまみ食いすることもありますが(;´・ω・))。



さて、木々が葉を落とし、山が色をなくす冬の間でも山の恵みは存在します。
















この時季にとれるものといえばこちら


夏ミカンです♪・・・多分。

夏ミカンは酸味を抜くために収穫してから一か月以上貯蔵してから食べるので、旬な食材なのかと言われると微妙ですけどね(^_^;)


この夏ミカンがどこで採れるのかといいますと、実はキリンやシマウマがいるミニサファリの奥に木があり、そこにたわわとなっています。



↑この時季は夏ミカンの木をバックにキリンが撮れます。
 



さて、この夏ミカンの木結構な大きさで、毎年たくさんの実をつけています。どんぶり勘定で100個くらいですかね?
しかし、それらは我々飼育員はじめ野生のタヌキや鳥たちにもほとんど食べられることなく、実を落とし腐っていきます。
それはなぜかと言いますと、
実はこの夏ミカンとっっっっても酸っぱいんです!


夏ミカンですので収穫直後が酸っぱいのはしょうがないのですが、それにしても酸っぱいのです。
おそらく、長年誰も手入れすることなく肥料をあげてこなかったせいで、その実は甘みを一切蓄えることなく強烈な酸っぱみとほのかな苦みを蓄えているのでしょう。

そのままでは正直言って食べられたものではありません(>_<)


しかし、ただ毎年実が落ちて腐らせてしまうのはもったいないので、今回、このとっても酸っぱい夏ミカンをサルたちにあげてみました。

実はサルは酸っぱい果実が好きだったりします。そのため、この夏ミカンも美味しく食べてくれるのではないかとの目算です。
甘くない分、虫歯にもなりにくく太りにくく遠慮なくあげられますしね。

さっそくドグエラヒヒやクロザルたちと類人猿たちにあげました。


・・・結果は

酸っぱくないのかと思いますが、皆気にせず我先にと口へ入れていきます。
どうやら好評なようです♪



類人猿たちにもあげてみました。
しかし、舌が肥えているからか一応食べるもののあまりいい反応は見せず・・・。

↑果汁100%ジュースにしてあげてみました。
酸っぱいからかいつもと違いちょびちょびと飲むショウ・・・美味しくはなさそうでしたが、それでも飲むようです(^_^;)


類人猿には若干不評だったものの、きちんと残さず食べましたし、新たな味覚を提供できたのでよかったのではないでしょうか。

少なくともヒヒには好評だったので、
まだまだたくさん実は成っていますし、暇を見つけては収穫にいきたいと思います。


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